イメージ(写真提供:Photo AC)
多くの食品のパッケージには、「エネルギー」「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「食塩相当量」の5項目からなる「栄養成分表示」が記載されています。これらは食品表示法の改正に伴い、2020年4月から表示が義務化されたものです。栄養成分表示には「消費者の健康維持に役立ててもらう」という狙いがあり、見方を知っておくと健康やダイエットなどに役立てることができます。この記事では、栄養成分表示の見方や活用方法などを解説します。
この記事の目次
栄養成分表示とは
栄養成分表示の見方 栄養成分表示 義務表示の5項目 栄養成分表示の活用方法

栄養成分表示とは

栄養成分表示とは、食品から摂取できる栄養素を一目で把握するためのものです。消費者はこの表示を参考にすることで、栄養素の欠乏や取りすぎに注意することができます。

以前は栄養成分表示の記載は任意でしたが、2020年4月以降は義務化され、容器包装に入れられた加工食品に対して記載されるようになりました。

消費者庁が行った「令和3年度食品表示に関する消費者意向調査」によると、食品に栄養成分表示がされていることを知っている人の割合は66.9%となっています。

また、食品購入時など、ふだんの食生活において「栄養成分の量及び熱量(栄養成分表示)」の表示を参考にしていると回答した人の割合は62.6%でした。具体的には、栄養バランスの取れた食事をしたい人や、一度の食事で摂取する栄養素を確認したい人、体重管理のために栄養成分表示を参考にしている人が多いようです。

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