誰にする?コミットするときがくる

しばらく1人の人とデートして、あるいは何人かとデートしながら相手を1人に絞れてくると、「あなただけ確認」をするときがきます(はたまたずっとこないケースも!)。

自分はこの人と真剣な関係になりたいのかを、考えて伝えるときです。そのタイミングはそれぞれですし、結構早めに確認をする人もいますが、早く意思確認してくる人は焦っていて危険みたいな印象を与えてしまい、相手に引かれて突然、音信不通になったりすることもあります。

ちなみにそれを「ゴースティング(ghosting)」と言います。その名の通り、おばけ(ghost)のようにすっと消えていなくなってしまうことです。

She ghosted me.
彼女にゴースティングされた(彼女から急に連絡がこなくなった)。

と動詞で使います。

食事や映画などのデートを何度かして、カップルになることを確認・宣言する流れに慣れている日本人からしたら、あいまいな関係が結構続くなんて耐えられない!ちゃんと「付き合おう」って言わない相手ならやめたほうがいいんじゃない?なんて思うかもしれません。

でもそれは日本の感覚だからそう思うだけで、アメリカではそうではないんです。

アメリカから日本を見たら「相手のことをちゃんとわからない段階で、そこまで決めるのは危険じゃない?」って思うかもしれません。

イラスト◎岩田リョウコ

わたしの感覚では、アメリカ人はこの人1人だけにしますと決めることを真剣に考えているからこそ、早く別れてしまわないためにも時間をかけてコミットするかどうかを決めているんじゃないかなと思います。

あ、でもハリウッドセレブなんかはデートの期間なくいきなり結婚して、速攻で離婚したりしてますけどね。

では実際にどうやって「あなただけにコミット確認」をするかです。友人や家族に会わせるというのが関係性をはっきりさせなきゃいけないモーメントのひとつ。だって紹介するときに突然名前だけ言わないですよね。「友だちの※※」と言うか、「彼女の※※」と言うかですよね。

紹介されたタイトルで「あ、そうか、わたし彼女っていう立場なんだ」と相手の気持ちを確認できて、その後に「さっき彼女って紹介してくれたけど、じゃあ、あなたはわたしの彼氏ってことでいい?」なんていう流れで「あなただけ確認」をすることが多々あります。