イラスト:小林マキ
6月7日の『あさイチ』の特集は食物アレルギー。大人になってから突然発症することも。
『婦人公論』2023年3月号の記事を再配信します。

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大人になってからアレルギー症状に悩む人が増えています。国民病といわれる花粉症はさることながら、食べ物がもとで起こる食物アレルギーに悩む人も増加。そこで、アレルギー発症のメカニズムや、食事で気をつけたいポイントをアドバイスしてもらいました。
(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/葛西由恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

アレルギーをもっとよく知るQ&A

Q) 花粉症や食物アレルギーになりにくい体をつくるには?

A)しっかり栄養をとって、免疫力を高めて

「近年、ビタミンD欠乏症とアレルギー疾患との関連性がさかんに指摘されるようになっています。ビタミンDを多く含む食品は、サケ、カツオ、イワシの丸干しなどの魚介類、キクラゲや干しシイタケなどのキノコ類です。日光を浴びることでも生成されます」(福冨先生。以下同)

もう一つのポイントが、砂糖のとりすぎに注意すること。

「ブドウ糖の代謝にビタミンやミネラルが使われてしまうことに加え、砂糖のとりすぎによりさまざまな疾患の炎症反応が悪化することがわかっています。間食で甘いお菓子をたくさん食べる人は、そこから見直しましょう」

それでも花粉が多く飛ぶ時期は、不快な症状に悩まされます。体づくりに加え、市販薬も取り入れて上手に対処しましょう。

イラスト:小林マキ

●花粉症の強い味方に