ロッコさんが、フランスの暮らしのなかで、手放したら人生が豊かになった「当たり前」の一つに『お化粧』があるそうで――(写真:『「当たり前」を手放したら、人生が豊かになった フランスでやめた100のこと』より)
「フランスの暮らし」と聞くと、「上品」や「優雅」といったイメージをする方も多いのではないでしょうか。「私のフランスでの日常は、優雅で上品というよりも、ずっと素朴なものです」と語るのは、フランスに住んで7年、デジタルクリエイターとしても活躍している日本人のロッコさん。ロッコさんが、フランスの暮らしのなかで、手放したら人生が豊かになった「当たり前」の一つに『お化粧』があるそうで――。

やめたこと「お化粧」

フランス人の夫と日本に住んでいた頃、よく言われたのが、「お化粧しなくてもきれいだよー」でした。

あの頃は冗談として受け止めていたけれど、夫は日本人女性全員に対して同じ気持ちだったようです。

日本の会社に勤めていた頃の私は、まつ毛エクステをして、アイシャドウやチークも濃いめで、今と比べると別人でした。

人事研修でも、「お化粧は、身だしなみ」と言われていたので、例えお客様に直接会わない仕事でも、ノーメイクで出勤することはありませんでした。

フランスで働き始めたらどうでしょう。

周りの同僚も、ファンデーションは使わない派が多いのです。

頑張ってお化粧をしなくても、彼女たちは、赤い口紅1本だけで、十分魅力的なのです

「C'est la beaute interieure qui compte !(大切なのは内側の美!)」

お化粧ではごまかせない人間性を磨いていきたいですね。