支払いをするために働いているようなものだ

6月になり、住民税の支払いの通知書が届いた。

その額をみて、一瞬心臓が止まりそうになる。社会保険料も値上がりし続けていて、国民の手取りはどんどん少なくなっている。社会保険に加入してないフリーランスなども手取りが減っていることに変わりはない。国民健康保険料もどんどん値上がりしているからだ。

社会人になって、気が付けば常にお金のことを考えている気がする。低所得であろうと所得税、住民税はしっかりとられるし、年金や健康保険料だけで月何万円も持っていかれる。もちろん社会に必要なものではあるが、収入に対して、負担があまりに大きすぎる。それに加え、奨学金の返済。

そして、電気代やガス代も高騰している。水道代、スマホ代、家賃などの固定費を払って、さらに食費、洗剤などの生活必需品のお金を払えば、手元に残るお金はわずかだ。この中から貯金もして、老後には2000万円ある状態にしないといけないとかどうとか…。

『死にそうだけど生きてます』(著:ヒオカ/CCCメディアハウス)

正直、一体何のために生きているのだろう、と思うことがある。働いて、稼いで、でもそのほとんどは支払いに消えていく。支払いをするために働いているようなものだ。本当に自由に使えるお金って、一体いくらなんだろう。