千秋楽に最高だったねと言われるような舞台に
2004年正月の滝沢秀明さん主演『ドリームボーイ』以来、上演を重ねてきた『ドリームボーイズ』。その2019年版が9月3日、東京・帝国劇場にていよいよ初日の幕を開けました。今回の『ドリームボーイズ』は、新しい群像ドラマを作るべく故・ジャニー喜多川さんがキャスティングしたとのことで、主役、そして演出も一新。ジャニーさんが詳細まで構想していたという新演出は、プロデュース面は滝沢秀明さんが、また後輩たちへの演技指導は堂本光一さんが受け継ぎ、強力にサポートしているそうです。
4代目の座長に抜擢されたのは、今をときめくKing & Princeの岸優太さん。そしてチャンプ役には神宮寺勇太さん。メインキャストには、HiHi Jets(高橋優斗・井上瑞稀・橋本涼・猪狩蒼弥・作間龍斗)、美 少年(岩崎大昇・佐藤龍我・藤井直樹)、7MEN侍(中村嶺亜・佐々木大光)が参加。さらに同作に長年出演を続けている鳳蘭さんと紫吹淳さんも大きな華を添えます。
初日開幕直前に行われた会見で、岸座長は「手ごたえはあります。キャストの皆さんの熱量に引っ張られ、自分も負けていられないなと思いますし、千秋楽に最高だったねと言われるような舞台にしたいと思います」と述べました。作中で戦うボクシングの階級をそろえるため、共演する神宮寺さんと「55キロに体重を合わせた」という岸さんは、神宮寺さんとともにジムに通い、トレーニング後にはプロテインを摂取して筋肉作りにつとめたそう。
劇中では、1.5m四方の巨大キューブを岸さんが操りながらフライングするアクロバットの新技も披露。会見で岸さん自ら、その技を「岸角(きしかく)」と名づけると、岸さんの弟役を演じるHiHi Jetsの高橋優斗さん(高ははしごだか)が「それでいいんですか!?」と突っ込みを入れる場面も。神宮寺さんは演技指導を担当した堂本光一さんから、舞台での三方礼のタイミングについて教わった際、「お手本として見せてくれた手の動きがかっこよすぎてびっくりしました」と稽古中のエピソードを披露しました。