ガチで迷っています
箱根トライアルステイの運営を任されている団体「ハコネステイル」のホームページには、同町の空き家バンクの情報が掲載されています。その一つを、ハコネステイルのメンバー黒澤孝一さんと、町職員で移住促進を担当している杉山公彦さんに案内してもらいました(ちなみに黒澤さんも移住者だそう)。箱根登山鉄道・小涌谷駅から歩いて11分、最寄りのバス停から徒歩1分。坂道を上がったところにあります。もちろん民泊は禁止、リゾート利用または定住している人向けのマンションです。
約60平米、250万円!! 7階建ての3階、高級感のある内廊下です。西に向いた窓外は、残念ながら眺望は抜けていませんが、庭の緑が広がっています。額縁のような緑です。旧耐震の1976年築で、内装は古いですが、壁紙やトイレの交換など最低限のリフォームなら計100~200万円もあればできそう、とのこと。購入費とリフォーム代、合わせて500万円以内で収まりそうです。総戸数75戸で、外観を見る限り、適切に適宜、維持補修をしているようです。共同温泉はありませんが、各戸の風呂場に直接、温泉を引き込めます(別途、温泉代はかかります)。
ただし、ネックとなりそうなのが、月々の維持費です。古いマンションの管理費・修繕積立金が高くなるのは全国共通ですが、この物件の場合、管理費約2.4万円、修繕積立金約1万円、温泉基本料約1万円+水道代、温泉代。温泉が重荷となって、月々の固定費は約4.5万円にもなります。この負担を許容できるなら、リフォーム代込み500万円で箱根ライフが始められます(資金に余裕がある人ならば、現金買いして賃貸に出すのもアリかもしれません)。ね? 結構、心が動きませんか?
実際、私はガチで迷っています。他物件と比べたら高めの毎月の負担額だって、月5万円として年60万円、10年で600万円です。初期投資が500万円で済むなら、10年分を足しても1100万円。都内で同じ年代のマンションを買うより、まだまだ全然安いです。お買い得です。通勤しなくて良い定年後なら、買って住めるじゃん、と思ってしまいます。