着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに6000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回は「不要なモノを手放して得られる効果その1」です。
不要なモノを手放すことで得られる「効果」
二十四節気の一つ、処暑が過ぎました。残暑が長く続く傾向にあるとはいえ、これから少しずつ過ごしやすくなるとともに、片づけもしやすくなってくるはず。
そこで今のうちにちょっとしたアドバイスを。普段はモノを手放す「方法」を中心にお伝えしていますが、今回と次回で不要なモノを手放したことで得られる「効果」について考えてみたいと思います。
なお、片づけるようになって得られる効果は主に3つあると思います。
具体的には「時短」「節約」、そして「気持ちの余裕」です。
今回「時短」について考えてみたいと思います。片づけするにあたって認識しておくと、それだけでヤル気が変わりますよ。