変形性股関節症、副甲状腺腫瘍が見つかって

おかげさまでB型肝炎自体は落ち着いているのですが、年齢を重ねるにつれ、体のあちこちに肝炎とは関係のない不調が出てきました。たとえば変形性股関節症。もう10年以上前からだましだまし生活してきたものの、ある日道を歩いている時に動けなくなり、昨年10月、コンサートを終えた直後に右足に人工股関節を入れる手術をしました。

けれど術後のリハビリが順調に進んでいた矢先、突然の痛みで歩けなくなってしまって。ちょうど手術から10日が過ぎた頃でした。最初は10日ほど入院すればリハビリを経て退院できると言われていたので、「じゃあ12月にはライブができるわね!」なんて思っていたのですが、それどころではありません。

レントゲンを撮ってもなんともなく、どうやら筋肉の問題らしいことが判明。おそらく痛いところをかばって、変な歩き方をしていたせいでしょう。2週間で退院はしたものの、自然に痛みがひくのを待つしかなく、普通に歩けるようになるまで半年近くかかってしまいました。

病気自慢のように受け取ってもらいたくはないのですが、ほかにも疾患を抱えています。今年の3月には副甲状腺に腫瘍が、そして骨盤の内側に神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)が見つかりました。2012年には、膠原病(シェーグレン症候群)も発症しています。

「自分が病気になった時に、案じてくれている家族がいる。自分を大事にするということは、家族を大事にすることでもある」(提供:テイチクエンタテインメント)

 

実は、副甲状腺の腫瘍はたまたま見つかったもの。私は人工股関節を入れていますし、骨粗しょう症になった知人もいるので、念のために骨密度の検査をしてもらったんですね。そしたら「ちょっと気になることがあります。もう少し詳しく検査をしてみましょう」と言われ、見つかったんです。本当に偶然のたまもので。ただ私は現在歯の治療中であるため、薬との兼ね合いでそちらが終わり次第、甲状腺の治療を開始することになっています。

神経鞘腫については、随分前から毎日のように左足が痛かったのは、それが原因の可能性があることがわかりました。とはいえ場所的に手術できるものではないそうなので、このまま付き合っていくしかないのかなと思っています。

膠原病も、最初は手の指がパンパンに腫れているとしか認識していませんでした。原因が分からなかったのでとりあえず病院に行き、血液検査をしたときに判明したんです。手の腫れの他にも、唾液を作るところに炎症が起き、唾液が出なくてのどがすごく乾いてしまったり、身体のいろいろな部分が痛くなったりもして。この病もB型肝炎と同じく、完治することはありませんが、今は薬で対処できています。