日本の小中学生は忙しい

本当は、私たちが住む「島国」で泳げないと大変、という理由で我が子には水泳をどこかで習わせたかった。

でもそれより学校の成績を上げる方が先だと感じて、翔大には高校進学まで個人、グループなどいろいろな塾に行かせていた。
野球と塾と学校の宿題を抱えた平日の夜は、毎日嵐のようだった。間違いなく、私はカミナリだ。

英語や国語は私でも教えられると思っていたのだが、開始して2分くらいで
「なんでこんなことも知らないの!?」
と、イライラが爆発して教えることができなくなる自分に、眠る前自分の胸に手を当てて嫌気がさしてしまう。
教えるって、本当に難しい。

そういえば。

中学のとき私の父親に最初で最後、「お父さん、ここ教えて」と数学の宿題をもっていったことがあるのだが、その時父に、
「違うことを教えてしまう方が良くないから、きちんと学校や塾の先生に解き方を教わりなさい」とはっきり断られたのを覚えている。
母からたしか秀才だったと聞いていた父だが、教えることの難しさを知っていたのかな。
たぶん、父も教え始めると、あまりの私のできなさにイライラ爆発するのがわかっていたのかもしれない。親になってみたらわかりました。

数学が苦手だった母・いずみの高校時代…誰?(笑)

今、日本の小中学生は、本当に忙しい。

10歳くらいまでにいろんな習い事を掛け持っている子がほとんどで、受験のためには塾に通うことも必須。小さな体で、何人分もの時間を一人で過ごしているようなものだ。