学習担当大臣の母にも解けない問題

小1から定期試験があったが、高学年になってくると学習の内容も難しくなり、テストの範囲も広くなる。塾で対策を練って計画していても土日は野球でヘトヘトになって、夜は全く机に向かえない。

何度代わりに勉強しておいてやろうと思ったことか(何言ってるのか自分でもわからない)。
それくらい、時間の使い方と我が子のやる気モードを起こすのが難しかった。

試合が組まれるようになり、レギュラーメンバーに入り始めると、塾よりテストより、「素振りはしたのか!?」と、野球担当大臣・父の目が光り出す。雨の日も風の日も、素振りやストレッチをしなくていい日などないのだ。

瑛介(右)が野球を始めた時。瑛介が5歳、翔大は10歳

学習担当大臣・母も頑張ってみた。
テスト前はベタっと横について一緒に問題を解いたり教えたりしていたこともあったが、あるとき、

「お母さん、この問題わからない教えて」

と言われた算数の問題が、この母にもどうにもこうにも解けなかった。…うぐっ。実は母も無類の数学嫌いだと打ち明けるわけにもいかない。

「よぉく考えてごらん」

瑛介に手がかかるフリをして、ぬるっと席を立つ母。やばい。お母さんにもわかんないのよー、なんて口に出して言えない。
そういえば私も小学生時代から算数は大の苦手だ。中学から高校の数学なんて…泣いてもわめいても解けなかった覚えしかない。
おお、我が息子。お前もか。