レンタカーを借りていざ出発
レヴォは全国の美食家が通うレストランなのだが、わたしは別に美食家ではない。美味しいものは好きだが詳しくない。気に入ったものは毎食でも構わないわ〜なんてところもある。そんな自分が行って果たして大丈夫か。まあ、大丈夫だろう田舎だし。(失礼)
10時半。新幹線で富山駅に到着。 レンタカーを借りて(ヴィッツ)いざ出発。レヴォを目的地に入れようとすると、細かいところまではナビがなく、大体の場所にナビを入れると約2時間。遠い。さすが陸の孤島。
レヴォの予約は12時半だから急がねば。わたしはヴィッツに頑張ろうねと声をかけながら、ラジオの音量を上げた。
アルフィーの坂崎さんがパーソナリティのそのラジオからはタイトルはわからないが、晴れわたる青空と白い雲にピッタリの軽快なポップスが流れてきた。
わたしは、もし道を間違えたら時間通りつかないぞ、と集中しながらも、既に、この旅が楽しくて仕方がなかった。
やつお風の盆で有名な八尾を通り過ぎ、[利賀村こちら]という立て看板が見えた。父もこの道をきっと通ったに違いないと思うと、センチメンタルな気持ちになった。
そういえば、母を思うことは多いが、あまり父のことは思い出さないので、今日はわたしにとっての父の日だ。