無事到着

わたしは、一路レヴォへ向かった。ヴィッツのメーターで、3キロ走ったが、それらしきものはない。あと2キロ走ってみたが、何もない。さては騙されたか、あれはキツネだったか。

ようやく民家があらわれ、庭に数名の人がいたので、わたしは遠くから 「すみませーん!レヴォはどこですか?」と声をかけた。

すると、 「2キロくらい下!」 と返ってきて、これは2キロ2キロ詐欺かもしれない、と呟きながら 2キロほどゆっくりと走らせると小さな小さな立て看板があり、その細道を曲がると、ようやく、目的地であるレヴォが現れた。

わたしは、無事到着したことに心から安堵し、うおーーー!と利賀の山々に叫びたかったが「いらっしゃいませ」と丁寧でラグジュアリーな店員さんの出迎えに一瞬で圧倒され「こんにちは」とにこやかに応えた。

個性的なレヴオの料理に舌鼓

さて、肝心のレヴォの感想だが食べたことも見たこともない迫力ある料理はとても美味しかったです。また行きます。(食レポ0点!)

青木さんの連載「50歳、おんな、今日のところは「●●」として」一覧

●2023年11月、東京・本多劇場で上演される舞台『リムジン』に出演予定