今後の「鵬」と「里」の戦いが楽しみ

鵬が飛ぶとその巨大さと羽ばたきで下界は暗くなり、家も壊れる。人の住む「里」が危ない。これから「里」の四股名は、横綱・隆の里の弟子である二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)の部屋から続々誕生するだろう。

新十両・大の里は8日目に既に勝ち越した。今後の「鵬」と「里」の戦いが楽しみだ。なによりも一代年寄の名前をつけた「大鵬部屋」を継ぐ「大嶽部屋」の王鵬に頑張ってもらいたい。

8日目の中入り前に「師の教え」として、大嶽親方(元十両・大竜)が出演し、師匠だった大鵬の教えについて語った。

大鵬親方の教えは「勝とうと思うな、負けてたまるかと思え」である。大嶽部屋は「大鵬道場」の看板を今も掲げ、その教えを大切にしている。

王鵬は中学・高校生の時、大鵬の相撲をビデオで見て「強い、綺麗だ」と思ったそうだ。8日目の正面解説の宮城野親方(元横綱・白鵬)も大鵬を尊敬し、その通りだと言っていた。強くて、綺麗な相撲を取るから、尊敬される偉大な横綱になれたのだ。

だから、二度と肉をつかむ相撲は見たくないぞ!

※「しろぼしマーサ」誕生のきっかけとなった読者体験手記「初代若乃花に魅せられ相撲ファン歴60年。来世こそ男に生まれ変わって大横綱になりたい」はこちら

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