心身の乱れを整え、快適に過ごすための5つの知恵

【1】自分のドーシャを知る

アーユルヴェーダ的養生の基本は、自身の特徴であるドーシャを知ることからスタートします。下のチェックリストで、当てはまる項目が最も多いのが、自分のドーシャです。

「ヴァータ、ピッタの人はこの時期、不快な症状がより強く出る傾向に。カパの人も更年期以降は年齢的にヴァータの要素が見られるようになります。どのタイプの人も、ここに紹介するケアを実践しましょう」(たつのさん)

《チェックリスト》
●ヴァータ
 □ スリムな体形
 □ 乾燥しやすい
 □ 冷えを感じやすい
 □ 便秘がち
 □ 眠りが浅い
 □ 軽やかで行動が機敏
 □ 芸術的、創造的
 □ 緊張しやすい
 □ 覚えるのが早いが忘れやすい
 □ 気分の浮き沈みが激しい

●ピッタ
 □ 体が柔らかい
 □ 肌が荒れやすい
 □ 下痢しやすい
 □ 胃が弱い
 □ 目が充血する
 □ 知的でリーダータイプ
 □ チャレンジ精神旺盛
 □ 集中力がある
 □ 完璧主義
 □ 気が短く、怒りっぽい

●カパ
 □ 髪が黒くしっとりしている
 □ 肌が色白でみずみずしい
 □ 鼻水・鼻づまりがある
 □ だるさや眠気を感じる
 □ 穏やかで寛大
 □ 落ち着いている
 □ 長期間の記憶力がある
 □ 所有欲がある
 □ クヨクヨしやすい

 

【2】森林浴や瞑想で心身に落ち着きを

ピッタは熱や炎症、ヴァータは痛みや乾燥が表れやすいといえます。どちらも予防と対策は、心と体をゆるめ、落ち着かせること。

「森林浴で清浄な空気を吸ったり、ヨガや瞑想で心身をリラックスさせたりすることがおすすめ。ふだんから深い呼吸を心がけるだけでも、効果があります」(たつのさん)