体を左右に揺らしながら紙を切る。お題に合わせてお囃子の曲も変わるという

2004年に、くも膜下出血をやりました。北海道は滝川の学校寄席で紙を切っている時に、頭の中で「ドッカーン!」と打ち上げ花火が上がって。高座を15分きっちりやってから、「病院に行ってきます」と自分で行きました。

医師の話だと、くも膜下出血になった人は3分の1が亡くなり、3分の1に後遺症が残り、3分の1は元通りになるそうです。僕は元通りで、後遺症も出ませんでした。悪運が強かったんですね。(笑)

健康の秘訣ですか? そりゃやっぱりお酒でしょうね。この商売をしているとよく焼酎をいただくので、それを家で飲んでます。

「今日の高座は良かった」という時のお酒は、また格別に美味しいんですよ。で、「今日はダメだったな」という時は、やっぱりお酒がないといけない。

まあどっちにしても飲むわけです。今日も帰ってから飲みますよ。(笑)

【関連記事】
寄席紙切り・林家正楽「大谷選手、プーチン大統領、アイアイ、お客さんの注文でなんでも切り絵に。ドラゴンと虎はどの国でも大人気」
江戸家猫八「『動物ものまね』五代目襲名までの道のり。20代は闘病生活、34歳で弟子入り。父の命日に披露目の大初日を迎えて」
日本で唯一、女性で盆栽技能保持者の73歳盆栽師。「身近に植物があると、発見がたくさん」BBCの放送で、世界中から興味を持たれて