ゴルフは「自分と向き合う」スポーツ
歌に関しても、昨年からボイストレーナーのレッスンを受けているのですが、続けていく中で少しずつ違いがわかってきて。ゴルフにしても歌にしても、掴めそうで掴めない。でも、やっていくうちに成長を実感できる。そんな共通項がある楽しみが増えたことで、「これからできることが増えていったらいいな」と新たな目標が持てました。
ゴルフは「自分と向き合う」スポーツで、メンタルの影響を強く受けます。一打目がいいと、その後もいい流れができる。ライブも実は同じで、最初の一声目がいいとスムーズに進むんですけど、スタートで引っかかりを覚えるとそれを持ち直すのに時間がかかってしまうんですよね。だから、そうならないためにしっかり準備して練習を積んで、その上で「どうにでもなれ」と思い切れる域に到達すると、もう大丈夫だなと思えます。ライブもゴルフも、そういうモチベーションで臨んでいますね。
ゴルフの練習をしている間は無心になれるのもいいんですよ。特に仕事が忙しい時期は、少しでもゴルフをすると心が解放されます。なので、仕事のことを忘れて脳を休める作業でもあります。昔の自分だったら考えられませんが、ドラマの撮影で空き時間ができたら「少しだけ打ちっぱなししてこようかな」とか。ただ悶々と次の撮影のことを考えながら待つよりも、オン・オフのスイッチを意識的に切り替えていこうと思って。
ゴルフも仕事も一緒で、リラックスできているときのほうが良い結果が出ます。力を抜けば抜くほど、遠くに届く。体をゆるめないとジャンプできないのと同じですね。力の入れどころ、抜きどころの感覚を養う意味でも、勉強になっています。いろんな意味で、ゴルフをはじめて良かったです。