おすすめの食材に共通するのは、「食物繊維」です。水溶性食物繊維は胆汁酸を包み込む働きがあり、不溶性食物繊維は便として排出を促進。この2つの作用で、古い胆汁酸の再吸収を防ぎ、新しい胆汁酸の生成を促します。
次のページに、6つの食材とその効果を挙げました。杜仲茶だけは食物繊維ではなく、胆汁酸の分泌を促す成分「アスペルロシド」が有効成分となります。なお、先ほど紹介したテレビ番組の実験では、杜仲茶を毎日飲んでもらいました。クセがなく飲みやすいお茶で、私も愛飲しています。
加えておすすめしたいのが、「レジスタントスターチ(消化されにくいでんぷん)」と「レジスタントプロテイン(消化されにくいたんぱく質)」の摂取です。これらは腸内で食物繊維と似た働きをし、善玉菌を増やして腸内環境を整える効果が。古い胆汁酸の排出も促してくれます。
レジスタントスターチは冷めたごはんやいも類、レジスタントプロテインは納豆に豊富に含まれるので、これらの食材も積極的に食べるようにしましょう。
胆汁酸ダイエットは「これらの食材だけを食べる」というものではなく、いつもの食事にプラスする方法です。できれば夜に食べるのがおすすめ。腸は夜に活動するため、翌朝にしっかり排便を促すには、夕食に取り入れるとより効果的なのです。
内臓脂肪を減らし、美容面だけでなく健康にも役立つ胆汁酸ダイエット。3週間ほど続ければお腹周りがスッキリするのを実感するはずです。ぜひ始めてみてください。