ライフスタイル誌『暮らしのおへそ』で編集ディレクターを務め、自然体な暮らしを提案してきた一田憲子さん。60歳という人生の転換期を迎えるにあたり、直面する悩みと向き合う中で見つけたものとは。若い頃に「三日坊主だ」と言われていた一田さんが、今「続ける」ために大切にしていることは――
枕を抱えて起き上がる
最近、枕を新しいものに買い替えました。ある日、枕カバーをはずすと、うっすらと茶色いシミが。枕って、汚れやすいものなんですね。お風呂に入った後、髪の毛を乾かしたとしても、枕が湿気を吸い取って、カビが発生したり、髪の毛を染めた色が移ってしまったり……。
定期的に干すようにしていましたが、朝、バタバタと出掛けていくと、つい忘れて、しばらくしてギョッと気づく……という繰り返し。もう4〜5回は買い替えたでしょうか。そこで、今回新しいものを手に入れて、「今度こそ、きれいに使うぞ!」と決意しました。
知り合いが枕を買うにあたって、ピローフィッターという枕のスペシャリストのレクチャーを受けたと話してくれました。その時に勧められたのが「枕カバーは毎日洗う」ということ。その時は「毎日なんてとても無理〜!」と思ったのですが、今回の買い替えを機に、チャレンジしよう!と思い立ちました。
朝、目覚めたら、枕を抱えて起き上がります。着替えて、パジャマと一緒に枕カバーも洗濯機へイン! あれ? 意外に簡単じゃん! ついでに、枕本体は、以前から持っている枕用ハンガーを使って外に干します。こうして、毎日洗い立ての枕カバーで眠るようになりました。