さまざまな健康効果が期待できる
「噛むこと」は健康維持にも効果を発揮します。研究で明らかになっている「ガムを噛むこと」のメリットをご紹介します。
・セロトニン神経を活性化する
「噛む」というリズム運動によりセロトニン神経が刺激され、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」の分泌が増加し、自律神経の調節、覚醒作用、集中力を高めたりする作用などにつながります。
・ストレスを軽減する
日常生活や仕事、試験期間中などにガムを噛んでもらうと、ストレスや不安感、気分の落ち込みを低減する作用などが報告されています。
・免疫物質を増加させる
唾液や粘膜で分泌される免疫物質「免疫グロブリンA(IgA)」は細菌やウイルス、花粉などアレルゲンなどと結合して体内への侵入を防いでいますが、慢性的なストレスにより唾液中で減少すると報告されています。ガムを継続的に「噛むこと」で唾液中のIgA濃度が増加することが明らかになっています。
・自律神経を整える
ガム咀嚼を2週間継続することで、自律神経バランス・気分状態を改善することが確認されました。
ロッテ噛むこと研究部によると、「現代人はやわらかい食事や加工された食べ物の増加で噛む回数が減少してしまっているため、日常から「噛むこと」を意識的に取り入れることが大切です。「噛むこと」を日常に手軽に取り入れられるツールとして「ガム」をおすすめしています。」とのことです。
<美容における”ガムトレ”のポイント>
「噛むこと」だけでなく、「唾を飲み込むこと」も意識しましょう。
唾液を舌の上に集めて、「ゴックン」と舌の奥を持ち上げて喉で飲み込むことで飲み込む力が強くなり、誤嚥予防になるばかりだけでなく、フェイスラインや首がスッキリする効果も得られます。
監修
ロッテ 噛むこと研究部
二子玉川ガーデン矯正歯科 昭和大学歯科病院口腔機能リハビリテーション科
歯科衛生士 石野由美子