(写真提供:Photo AC)
NHK大河ドラマシリーズや映画など、様々な形で現代まで語り継がれてきた日本の歴史。しかし、日本博識研究会によると「中学や高校で学んだ日本の歴史の常識は大きく変わっている」そうで――。そこで今回は、日本博識研究会が日本史の「新常識」をまとめた著書『あなたの知らない日本史の大常識』から「紫式部」についてご紹介します。

藤原道長が光源氏のモデル?

2024年の大河ドラマの主人公、紫式部。彼女は『源氏物語』の作者であり、光源氏(ひかるげんじ)を世に送り出した人物である。

彼女が教師を務め、仕えた相手は藤原道長(みちなが)の娘である中宮(藤原)彰子。この藤原道長が光源氏のモデルともいわれている。

大河ドラマでは、藤原道長と紫式部の恋心が描かれるが、実際には実ることがなかった(まだ大河ドラマが終わっておらず、そちらでの恋の結末はわからないが……)。