(写真提供:Photo AC)
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回のテーマは「夏を乗り切る片づけ」です。

夏を快適に過ごすための片づけ

いよいよ夏本番。ただ家にいるだけで暑い…。

ちなみに家の中が片づいていないと、暑苦しく見えるだけでなく、空気の通りも悪くなって、実際に部屋の中が暑くなりかねません。またモノが多いと、エアコンや扇風機の効きがなんとなく良くない気がする、という声も。

夜はただでさえ寝苦しく、寝不足も気になる今日この頃。特に寝室の片づけには気を付けたいところです。

ひんやり感じるシーツなど冷感アイテムを利用するのももちろんいいですが、ぐっすり眠るため、目から入る情報を減らす意味での「片づけ」を考えても良い季節だと思います。

寝室のチェストの上に、びっしりとモノが置いてありませんか? 手の届かない棚の上の方に、箱を積み上げていませんか? 床に雑誌が積み重なっていたり、クローゼットに入りきらない服が放置されていませんか?

こうした状況は暑苦しさを招くだけでなく、地震などの際、大変に危険です。この機会に、少しずつ片づけて、夏場でも良い睡眠が取れるような寝室にしていきましょう。

以下、今回は夏を快適に過ごすための片づけをお伝えします。