2024年4月から、建設業・ドライバー・医師の時間外労働の上限規制が適用されました。働き方改革が進められる一方、「会社は『残業を減らせ』と言うけれど、仕事量は増えるばかり…」と悩む方もいるのではないでしょうか。そのようななか、F6 Design株式会社 代表取締役の山本大平さんは「限られた時間で多くのタスクを片付けるためには、『結果』を出すための最短ルートをたどることが大切」と話します。今回は、山本さんの著書『「すぐやる」よりはかどる!仕事を「短くやる」習慣』より一部引用、再編集してお届けします。
「100点」を目指すから仕事が遅くなる
こんな人は要チェック!
◇何事にも完璧を求める人
◇複数の仕事を回すのが苦手な人
ひとつのタスクに集中してしまうと時間切れになる
どんな仕事でも100点満点の結果を出すことが理想ですが、たくさんのタスクを抱えているならば、そのすべてで満点を狙うことは現実的ではありません。
日本人には完璧主義の人が多いため、全部の仕事で100点満点の結果を狙いがちですが、仕事には必ず制限時間があります。
満点を目指してひとつのタスクに集中してしまうと、時間切れで他のタスクまで手が回らなくなります。
残りの仕事が全部0点になったのでは、何の意味もないのです。