(写真提供:Photo AC)
「ダイエットを始めてもすぐにやめてしまう」「資格の勉強が続けられない」など、<よい習慣>を身につけたいけどうまくいかない……と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんななか、「まずは、1つのスイッチになる習慣を徹底的に定着させることが大切」と語るのが、株式会社チームダイナミクス代表取締役・三浦将さんです。そこで今回は、三浦さんの著書『改訂新版 自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える、潜在意識を味方につける方法』から、よりよい自分へと変わるための方法を一部ご紹介します。

習慣化の賢い始め方とは

がんばったり、無理をしすぎてはいけない

一般に、習慣を身に付けようとする時に、その成功率はあまり高くありません(だからこそ、本記事を書いているのですが)。

「今回は絶対禁煙する」と言って、しばらくすると、喫煙所でタバコを吸いながら、「そんなこと言ったっけ?」というような言動・行動を繰り返す人がなんと多いことか。

ダイエットすると宣言して、リバウンドなしに成功する人のなんと少ないことか。

仕事がかなりできる人でさえ、ちょっとした習慣をつくることに成功しない。

実はこれ、習慣化にあたり、意志の力でがんばり過ぎたり、我慢をしたり、無理をしたりすることが原因です。

ここで強調したいのは、「意志の力は消耗する」という事実です。

つまり、意志の力で何とかやり続けようとするには、限界があるということ。

さらには、意志の力が消耗すると、パフォーマンスが下がっていくということです。