2024年9月23日放送の『徹子の部屋』に平野レミさんが登場。夫・和田誠さんが逝去されて5年、現在の暮らしについて語ります。今回は、平野レミさんが表紙の『婦人公論』2024年8月号より、幸せに暮らすための極意や和田さんへの思いを伺ったインタビュー記事を再配信します。
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4年半あまり前、イラストレーターの夫・和田誠さんを亡くした平野レミさん。今なお悲しみは続いているそうですが、それでも「私は幸せ」と笑顔を見せます(構成:平林理恵 撮影;浅井佳代子)
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4年半あまり前、イラストレーターの夫・和田誠さんを亡くした平野レミさん。今なお悲しみは続いているそうですが、それでも「私は幸せ」と笑顔を見せます(構成:平林理恵 撮影;浅井佳代子)
おもしろくて料理好きの《三男坊》と
周りの人から、「いつも楽しそうですね」とよく言われます。テレビに出て喋ったりすると、「レミさんから元気をもらいました」なんて言ってくれる人も。声がデカいからか、乱暴な話し方のせいなのか(笑)。自分でもよくわかりませんが、そう思っていただけるのは、とってもありがたいです。
だって私自身も、私を元気にしてくれそうな人とつき合いたいから。世の中にはいろんな人がいて、明るい話をするときもくらーい表情で、くらーく話す人っているでしょう。そういう人は、やっぱり避けちゃいます。
嫌なことはしない! 嫌な人とは距離をとる! これはシンプルだけど、ご機嫌に過ごすコツかもしれません。
逆に、こちらの気持ちを上向きにしてくれる人には、オープンマインドでグッと距離を詰めます。少し前に、私とはまったく別の世界で活躍する33歳のピアニスト・山中惇史(あつし)さんと仕事で知り合いました。彼が弾くショパンは感動的で、涙が出るほど素敵なの。おまけに話がおもしろくて料理好き!
すぐにLINEを交換して、今は私の友達、いや《三男坊》として自宅によく遊びに来てくれます。一緒にいるだけで幸せになれるんだから、こういう存在って大切よね。
私は仕事でもなんでも、「若い者には巻かれろ」の精神で生きているの。「長い物」ではなくね(笑)。若い人っていいですよ。発想が柔軟で、新しい意見やおもしろいアイデアをたくさん持っていて。
年長者として否定するのではなく、「わあ、それいいねえ」「やってみようよ」と、一緒に楽しんじゃっています。