風と光が家の中にたっぷり入ってきて、内と外がつながっているような空間にしたい。(写真:『TAKASU TILE 自分をHAPPYにする暮らし方: 家づくり、畑仕事、日々の料理、おばあちゃんとの時間』より。以下すべて)
総務省が公表した「住民基本台帳人口移動報告」によると、2023年の東京都の転入超過数は6万8285人だったそう。このような状況のなか、愛知県額田郡幸田町出身の映像作家・高須亮佑さん(「高」は正しくは「はしごだか」)は、100年続く家業の瓦屋「高須製瓦」の屋号を引き継ぎ、自身のYouTubeチャンネル「TAKASU TILE」で田舎暮らしを発信しています。そこで今回は、高須さん初の著書『TAKASU TILE 自分をHAPPYにする暮らし方: 家づくり、畑仕事、日々の料理、おばあちゃんとの時間』から、一部を抜粋してお届けします。

母屋を改築し、新居を作る

ユーチューブを始めて1年後、おじいちゃんの盆栽小屋を改築してマイホームを作り、一人暮らしを始めた。

それから時が経ち、妻となる由貴奈さんと暮らすために、母屋の二間を改築し、新居を作った。

祖父母の悟(さとる)さんと美江子さんによって50年前に建てられたこの家には、裏山の木が使われている。

そのせいか、ここに住んでいると、子どもの頃から土地の神様に守られているような感じがしていた。だから、改築するときもできるだけ元のものを活かしたかった。