光沢を帯びて滑らかな黄金色に輝く卵。そこにかかる真っ赤なケチャップとのコントラストも食欲をそそるオムライスは、老若男女に愛される洋食の定番だろう。
「半熟状の卵とやや軟らかめのご飯が一緒になって口中に広がる。そんなオムライスが理想ですね」と語るのは古賀達彦シェフ。モダン洋食で知られる「目白旬香亭」の料理長だ。
伝統的な洋食の持ち味はそのままに、より洗練された美味しさを楽しませてくれる同店が、今年6月、丸の内に初の姉妹店をオープンした。
そのランチに新しく登場したのがご覧の逸品。古賀シェフ渾身のオムライスだ。
見た目はスタンダードながら、卵で包んでいるのはケチャップライスならぬ“デミライス”。洋食店ならではのデミグラスソースで和えたご飯だ。
古賀シェフ曰く「デミグラスソースを少し多めに加え、ややリゾット風に仕上げるのがコツ」だそうで、なるほど内側がトロトロの卵とご飯との一体感は格別。そこにマイルドなトマトクリームソースが華を添え、余韻豊かな味わいに仕上げている。
●東京都千代田区丸の内3-2-3 二重橋スクエアB1F
●電話:03・6273・4500
●11:00~15:30(L.O.14:30)、17:00~23:00(L.O.22:00) 日曜・祝日休
●昼/ランチ1300円~のほかコース4500円(土曜のみ) 夜/アラカルトのほか6000円、7000円、1万円のコース
●アクセス/JR東京駅6番出口より徒歩3分、東京メトロ千代田線二重橋前駅1番出口より徒歩2分