(写真提供:Photo AC)
母娘関係やSNSとの付き合い方、いじめ、ダイエット…女の子を育てるとき、どのように接するべきか、迷う場面も多いのではないでしょうか。5歳の女の子を育てるエッセイストの犬山紙子さんは「娘を女性であることの痛みからどうにか守りたい」と強く考えたそう。そこで今回は、犬山さんが女の子を育てるときの“どうしよう”を専門家と考えた著書『女の子に生まれたこと、後悔してほしくないから』から、アメリカ在住で小児精神科医の内田舞さんとの対談を一部お届けします。

子どもに怒鳴ってしまった、怒りすぎてしまった、その後

犬山 保護者が子どもを傷つけてしまったときのことが知りたいです。これは、悩んでる方も多いのかなと思います。

余裕がなくて、子どもを強く怒鳴ってしまったり、怒らなくていい場面で強く怒ってしまったり。

私も、理不尽に怒ってしまうことがあります。もちろん理不尽に怒らないようにするのが大切だとは思いつつ、そのあとに子どもとどう接するのがいいのでしょうか。

内田 わかります。私も怒鳴ってしまうことがあります。やっぱり謝ること、そしてそれだけではなく、保護者自身の心理を説明することが重要だと思います。