現在放送中の『ライオンの隠れ家』(TBS系。毎週金曜よる10:00~10:54 )。第9話の「ライオンを助けたい!」が公開され、SNSなどで話題になっています。
*以下12月6日(金)放送回のネタバレを含みます。
「予期せぬ出来事」に弱い自閉スペクトラム症の弟のために平穏な毎日を過ごす青年・主人公の小森洸人(こもり・ひろと/演・柳楽優弥)。両親を事故で亡くしてからは、自閉弟とニ人暮らし。朝は弟と決まったルーティーンで食事を摂り、同じ時間に家を出て、退勤後も弟と決まった時間に一緒に帰るという、弟に歩幅を合わせた日々を生きている。
洸人の弟・美路人(みちと/演・坂東龍汰)はその特性からコミュニケーションが苦手で、こだわりが強い。また、知覚・芸術の分野で突出したセンスを持っており、その能力を活かし、小さなデザイン事務所でアーティストとして働いている。
ある日、二人が帰宅すると、家に「ライオン」と名乗る小さな男の子が潜んでおり、預からざるを得ない状況になってしまうところから物語は始まる——。ライオンのぬいぐるみを大事に抱えた男の子を、なぜか警察に連れていけない洸人。慣れないながらもライオンと三人で暮らしていくうち、ライオンが預けられた背景には“ある事件”が関わっていることがわかり、平穏な日々から嵐のような渦にのまれることになっていく。
イレギュラーへの対応が難しい美路人にとって、ライオンがいる生活は混乱の連続だが、これまで体験したことのない日々に美路人自身も変化していく。
洸人と美路人の前に現れる謎の男の子・ライオンを演じるのは、5か月にわたるオーディションで選ばれた佐藤大空(たすく)。名前かどうかも謎である「ライオン」役を、無邪気に切なく演じている。