越乃リュウさん、瀬奈じゅんさん、彩乃かなみさん、大空ゆうひさん、遼河はるひさんの5ショット
写真提供:越乃さん 以下すべて
100年を超える歴史を持ちながら常に進化し続ける「タカラヅカ」。そのなかで各組の生徒たちをまとめ、引っ張っていく存在が「組長」。史上最年少で月組の組長を務めた越乃リュウさんが、宝塚時代の思い出や学び、日常を綴ります。第94回は「月組新トップ鳳月杏さん」のお話です。
(写真提供:越乃さん 以下すべて)

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月組の新トップコンビのお披露目公演

先日、瀬奈じゅんさん、彩乃かなみさんと一緒に、月組公演『ゴールデン・リバティ』『Takarazuka Spectacular『PHOENIX RISING(フェニックス・ライジング)』-IN THE MOON LIGHT-』を観劇してきました。
この公演は、月組の新トップコンビとなる鳳月杏さん、天紫珠李さんのお披露目公演でした。

偶然劇場で一緒になった大空ゆうひさんと遼河はるひさん。
思いがけず、みんなで楽しい観劇となりました。

越乃リュウさん、瀬奈じゅんさん、彩乃かなみさん、大空ゆうひさん、遼河はるひさんの5ショット
劇場で偶然お会いした大空ゆうひさんと遼河はるひさん。久しぶりの再会に写真を撮りまくりました。

私が組長時代の下級生、鳳月杏さん。
全国ツアーでのプレお披露目に行けなかった私は、彼女がトップになった姿を観るのは初めてで、始まる前は謎の緊張感に襲われました。
久しぶりのこの感覚。
しかしそんな緊張も心配も、幕が開くとすぐに安心に変わりました。

ちなつさん、本当にお披露目ですか?
その安定感は何ですか?
その声はどこまで伸びやかに飛んでいくのですか?
どこまでが足ですか?

抜群なスタイルでどんな衣装も着こなし、どんな被り物でも被りこなす。
あれだけ踊っても息も切れず、素晴らしい歌声。
相手役さんを包み込む柔らかい空気。
真ん中に立つ彼女はとても落ち着いていて、もう何年もトップを張っていた人に見えました。