(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)
「物価高や不景気の影響で娯楽を控えてる」「趣味がなく日常がマンネリ化」そんな日々を退屈に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのようななか、「なんてことのない日々こそありがたく、そこに誰でもさまざまな思いがあり、そのどれもがそのままで正解なんじゃないか」と語るのは、夫や息子、愛犬との生活をつづるインスタグラムが話題のモデル・浜島直子さん。そこで今回は、浜島さんの喜怒哀楽が詰まったエッセイ集『キドアイラク譚』から一部引用、再編集してお届けします。

「イライラ」

なぜ息子がゲームばかりしているとイライラしてしまうのか、考えてしまいます。読書やお絵描きなら「何時間も集中してすごいなぁ」と思うのに。なぜ、ゲームだと? 誰かが作ったものに踊らされてると感じるから? とにかくモヤッとしてしまうのです。

息子はこだわりが強く頑固で、一度こうと決めたら周囲の目など全く気にせず「自分のやり方」を貫くタイプ。

そんな彼は「学校は毎朝必ずお母さんと行く」と決めたらしく、今でも私と一緒に登校しています。(学校のカウンセラーに相談したり、家族会議を繰り返し、私が仕事で朝いないときはお父さんと一緒に行っています)

小学4年生になった頃、そろそろ一人で行った方がいいんじゃないか、お友達に変に思われて息子が嫌な思いをするんじゃないかと思い、一人で学校に行かせる練習をさせることにしました。とりあえず週に一度から始めてみよう、と。