新しい景色が見えてくるのでは

どうやって伝えたら頑固な息子を納得させられるのか旦那と知恵を振り絞り、息子の性格を考慮した上で良い言い方を思いつきました。

「お父さんもお母さんもあなたのことが大好き。いつだって応援している。あなたが夢中になっていることも心から応援している。今あなたが夢中になっていることはゲームだよね。あなたの好きなことは応援したいんだけど、ゲームには中毒性があって、執着心で脳がゲームに支配されてしまうことがある。

『キドアイラク譚』（著：浜島直子／扶桑社）
すべての写真を見る

だから、『大丈夫です。僕は執着してません』っていうことを伝えてもらうために、週に一度だけ一人で学校に行って『お母さんにも執着してません』って証明してくれない？　そしたら『あぁ、大丈夫だね。執着してないなら、思いきりゲームを楽しめるね』って応援してあげられるから」

ちょっと無理やりな感じもしますが、これで週に一度でも一人で登校する習慣ができれば、そこから彼にとって新しい景色が見えてくるのではと思ったのです。