
年を重ねると避けられない高齢の親の介護。その対応に頭を悩まされている人は多いのではないでしょうか。そんな時、同じ悩みを抱え、気軽に相談できるような友人がいるのはありがたいもの。会社員をしながら、夫と義母の3人で暮らす美奈さんのもとに集まった友達は同じ50代半ばの3名。身勝手な実父を介護しているという、独身の由紀。遠方に実母がいる専業主婦・真由。認知症となった実母を施設に入れているパートの涼子。そして会社員として働きながら、足の悪い義母をしている美奈――。介護に対して愚痴をぶちまけた4人。その後、ひとり暮らしで働きながら、近くにいる実父の面倒を見ている由紀は、自分の生活だけでも苦しい中、父の態度にますます不満が募っているようで…。
【キャラクター紹介】
どうしてこんな父親の面倒を…
実家の近くに住み、近距離介護をする由紀。
ある日、補聴器を買ってほしいと実父から言われます。
しかし補聴器は先日買ってあげたばかりなのに…。
話を聞けば、父が不用意にどこかに落としてきてしまったよう。
でも補聴器はとても高額です。そんなにほいほいと買うわけにはいかないと由紀はため息をもらします。
ただでさえ介護にはお金がかかるもの。必死に節約しないとやっていけません。
なのでごはんもどうしても切り詰めざるを得ない。そんなある日の食材はお値段控えめの”もやし”…。
質素な食事を前に、「お前のお金があるだろう」と言い放つ父。
私はなんでこんな身勝手な父親の面倒を見なければいけないんだろう…。
↓↓↓自分の生活も苦しいのに!