毎月、100時間を越える残業(写真はイメージ/写真:stock.adobe.com)

はじめは家計簿もつけられなかったのに、どうやって資産を2億円にも築くことができたのか?人気ブロガーの斗比主閲子さんが、20年かけて積み上げた、地味だけど着実に資産が増えていく【富裕層になれるお金の方程式】を全公開。これからの時代を生き抜くための金融リテラシーをまとめた著書『普通の会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話』より、一部を抜粋して紹介します。

ブラック労働で気付いた「お金があれば自由になれる!」

新卒で勤めた企業での働き方は、今でいえば「ブラック労働」でした。

一般的に、1か月100時間以上、2〜6か月平均で80時間以上の残業をしていると過労死ラインとされますが、私は平均的に毎月100時間残業をし、月130時間を超えることもしばしばありました。

毎月の勤務日が20営業日、終業時間は17時半とすると、月に130時間の残業をするには、単純計算で毎日24時まで働くことになります。

当時の記憶はおぼろげですが、「終電に間に合ってラッキー!」と何度も思ったことはよく覚えています。

仕事に早く慣れたい、一人前になりたいという気持ちで何とか耐えていたものの、自分はもうダメかもしれないという出来事がありました。