はじめは家計簿もつけられなかったのに、どうやって資産を2億円にも築くことができたのか?人気ブロガーの斗比主閲子さんが、20年かけて積み上げた、地味だけど着実に資産が増えていく【富裕層になれるお金の方程式】を全公開。これからの時代を生き抜くための金融リテラシーをまとめた著書『普通の会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話』より、一部を抜粋して紹介します。
「ついお金を使ってしまう!」そんな人のための貯金用口座のススメ
例えば、今から「資産形成のために生活水準を下げましょう」と言っても、そう簡単ではありませんよね。
私が働き始めた時も、残業すれば給料が増えることを打ち出の小槌と勘違いし、増えた分をそのまま服や服や服に使っていました。
あ、服だけじゃなく、外食にもよく行きました。今は胃腸が受け付けませんが、友達と焼き肉屋巡りをするのが趣味でした。
とても楽しい時間を過ごせましたが、残ったのは大量のブランド物の服と、お腹の脂肪だけでした。
そんな当時の私がお金を貯めるために実行したのが、毎月の給与の振込口座を二つにし、一つの口座は生活費用、もう一つの口座は貯金用にすることです。
貯金用口座には「これぐらい貯金できるといいな」と思う金額(5万円程度)を振り込むように設定し、一切手を付けないようにします。
1度手続きしてしまえば簡単に実行できるので、気付いたら100万円の貯金ができていました。
給与や収入の受取先の一部を別の口座(貯金用口座)にするのは、古くから知られた貯金のテクニックです。簡単な方法なのに実際に機能するのは、人間のある心理が関係しています。