(写真提供:Photo AC)
着なくなった服を押しこんだクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「こんな時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授! 今回のテーマは「詰め込みすぎにご注意」です。

今の時期こそ片づけがとても重要

前回に引き続き、今回も<湿度が高い時期の片づけ>について考えたいと思います。

雨が多く、ただでさえ湿気がこもりやすくカビやダニの発生に注意が必要な季節、そんな今だからこそ片づけがとても重要になる…というのは、ここまでも本連載で度々触れてきた通り。

家のどこであろうと、モノを減らして風通しをよくするのが、まず第一優先。

床にモノが置いていなければ掃除機がかけやすく、ホコリも減り、それをエサにするカビも生えにくくなります。家具の裏や隙間なども意識して、ホコリを取り除いておきましょう。

なお前回は玄関、キッチン、リビングの梅雨対策の片づけについてお伝えしました。

今回は湿気が溜まりやすい、室内干しをする部屋、クローゼット、本棚や押し入れ、バスルームについてお伝えします。