『鶏肉と大根の煮込み山椒みりん麹』(撮影:広瀬貴子)

 

『婦人公論』(2025年12月号)の料理連載「お料理歳時記」では、「みりんとスパイス」を特集! まろやかな甘みで素材の持ち味を引き出してくれる、和食に欠かせない調味料、本みりん。実は、カルダモンやシナモンといった香辛料と相性がいいことを知っていますか。スパイスとみりんのマリアージュが楽しめる料理のアイデアを長尾智子さんに習います(撮影=広瀬貴子 構成=北村美香 編集協力=角谷文治郎商店)

『山椒みりん麹』

『山椒みりん麹』の材料
『山椒みりん麹』の材料

 

《 作りやすい分量と作り方 》

・みりん…大さじ3
・山椒粉…小さじ1/2
・米麹(乾燥)…大さじ2
・塩…少々

米麹はグラインダーなどで粉末状にする。ボウルに山椒粉、米麹、塩を入れて混ぜ、みりんを加えて混ぜる。グラインダーがない場合は全材料を合わせてからすり鉢でする。

*煮込みや焼きものに。いつもの和食の煮ものをこれで。鶏肉にまぶしてフライパンで焼いたり、味噌や唐辛子を足して味変しても。米麹は粒のままでもいいが、粉末にすることで全体に味が染み渡る。まとめて粉末にして保存(夏以外は常温で)しておいても便利。