2026年2月12日の『徹子の部屋』に坂口涼太郎さんが登場。芸能界入りの経緯や私生活を語ります。今回は坂口さんが自身の半生について明かした『婦人公論』2024年8月号の記事を再配信します。
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変身願望から俳優の道へ
今日の衣装のテーマは「ご婦人」。『婦人公論』を意識して、ご婦人といえばパールでしょうと(笑)。パールって素敵ですよね。
朝ドラに出演させていただいたことをきっかけに、僕を知ってくださった方が多いのかもしれません。これまでに、『なつぞら』『エール』『おちょやん』『らんまん』と、4つの作品に出ています。街を歩いていても、母親世代の方に声をかけていただく機会が増えました。
朝ドラの中でも、『エール』で演じたヒロインのお見合い相手役は、バラをくわえていてインパクトが強かったのか、今でも覚えてくださっている方が多いんです。一話出演しただけなのに不思議でした。
出演シーンの短い作品が多かったのですが、直近の『らんまん』は初回から出演させていただき、主人公の生家「峰屋」の分家の息子・伸治を演じました。お父さん、叔父さんとともに本家を目の敵にする「意地悪三人衆」の一人(笑)。
でも、全員が同じだと面白くないなと思って、世間のことについていけない、ちょっとヌケている子、というイメージの人物に。そこを監督や脚本家が面白がって後半のシーンに反映させてくださったことが、俳優としてとても嬉しかったです。
ドラマはいろんな登場人物の人生がぶつかるカラフルな場。たった1回しか出てこない役でも、それまでの背景を自分の中で練り上げて演じます。その時に思い浮かべるのが、友人や親戚、同じ電車に乗り合わせたり街ですれ違ったりした人たち。
ふだんからそうやって「人間採集」をしているんです。彼らをモチーフに仕草などを真似てみて、「なんかこういう人いるかもな」と言われるような、自分ではない人間に変身する。それが演技の楽しさです。