結婚10年目。共働きで家事や育児を分担しながら暮らす夫・五代敦史(40歳)と妻・五代紗綾(37歳)。周囲から見れば“いい夫婦(1122)”に映る二人だけれど、春のある夜、紗綾は「好きな人がいる」と敦史に告げ――。

春の終わりに

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もの寂しさを覚える春の終わり。

穏やかな季節のはずなのに、どこか胸がざわつく。

それでも自分には家族がいて、帰る家もある。

そんな日常が、きっと幸せと感じていたある日。

いつも通りに開けたドアの向こうに、「春の嵐」が待っているとはーー。