「今では笑顔でいることが一番自然で、心地よいと感じるまでになりました」(撮影:村山玄子)
瑞々しい肌と、輝くような笑顔が印象的な小林照子さん。90歳になった今も若々しさを維持できているのは、ある習慣を毎日コツコツと積み重ねているからだと言います(構成:内山靖子 撮影:村山玄子)
なりたい顔を筋肉に覚えさせて
笑顔は何にも勝る万能薬であり、最強の美容術です。だって、まるで内側から輝いているように表情は美しく、気持ちまでポジティブになりますから。それに、笑顔でいると明るい人が寄ってきますし、仏頂面の人も、こちらの笑顔につられて自然と笑顔に変わる。そんな素敵な相乗効果もありますよね。
ですから私は、意識して口角を上げることを約60年間続けてきました。きっかけは、30代で初めてテレビ番組に出演したことです。録画を見せてもらったところ、そこに映っていたのは、への字口で仏頂面の、まるで怒ったような私の顔。
そのときは、緊張のあまり表情がこわばってしまったのだろうと思ったのですが、当時、私が所属していたコーセーの宣伝部の方から、「いや、いつもと同じ顔ですよ」と言われたことが余計にショックで。
「そうか、私はいつもこんなに怒ったような顔で仕事をしているのか。どうしたらもっと柔らかな顔になれるのだろう」と、落ち込みながら汽車に揺られて帰ってきたことは忘れられません(笑)。
それ以降、常に口角を上げることを意識してきた結果、今では笑顔でいることが一番自然で、心地よいと感じるまでになりました。