連絡の取れた14人での会となった…(写真:stock.adobe.com)
時事問題から身のまわりのこと、『婦人公論』本誌記事への感想など、愛読者からのお手紙を紹介する「読者のひろば」。たくさんの記事が掲載される婦人公論のなかでも、人気の高いコーナーの一つです。今回ご紹介するのは福岡県の70代の方からのお便り。「古稀の祝いの同窓会」で50年ぶりに昔の仲間たちと会ったそうで――。
「また会いたいよー」
先日、50年ぶりに、保育士養成所(短大課程)の「古稀の祝いの同窓会」に参加した。できたばかりの小さな学校だったため、2クラスで約80名、全員女子である。そのうち、連絡の取れた14人での会となった。
Yさんは「ずっと会いたかったけど、仕事や子育て、親の介護でまったく余裕なし。やっと参加できて嬉しかった」と、笑顔を見せる。
「そうよ、みんなそうなのよ。毎日の生活だけで精いっぱいだったもの。でもね、やっとこうしてみんなに会えて、楽しかった。懐かしかったというより、昔の気持ちに戻れたのが一番ね。体のあちこちにガタがきているけど(笑)」と、当時の面影を残す別の同級生が答えた。
それを受けてNちゃんは、「私たちって、何か困ったことが起きると、何とかしようって、すぐ団結したよね。イジメなんて一つもなかった。毎日笑い合って、みんながいてくれたおかげで、しんどい実習も乗り越えられたと思ってる」と、しみじみ語る。
保育士と幼稚園教諭の免状を取るため、その小さな学校で過ごした濃い毎日を思い出す。社会人を経験し、自分の稼いだお金で入学してきた年上の人。子育てしながら、一度も休まず通って来ていた主婦。その一人ひとりに、教えられることばかりだった。
この日のため、遠く岡山県から駆けつけたMさんは、「今日は本当に楽しかった。養成所時代のこと、つらかった実習のこと、たくさん語り合えて良かった。みんなから、また元気をもらえた。明日も会いたいよー」だって。
私も、またみんなに会いたいよ。