
高校時代、大学進学を望んだ私は両親に反対され、その夢を諦めました。自分の人生だと思いながらも、最後まで気持ちを貫けなかったことを、ずっと後悔しています。高校卒業後、実家の商売がうまくいかなくなり、私は家業を継がず外で働き、結婚もして、自分なりに穏やかな生活を築いてきました。けれど自分勝手な両親に振り回される関係は変わらず……。そんな中、ある出来事をきっかけに、胸の奥に押し込められていた思いが再びあふれ出すのです
家業の経営は傾き…
何度も電話をかけたが、固定電話の呼び出し音が家の中から響くだけ。母親の携帯電話にもかけたがつながらなかった。
不安だけが募るなか、どうすることもできず、その日は帰宅。一晩中眠ることができなかった……。翌朝、もう一度電話をかけると


