劇団民藝の俳優だった青木道子さん(左)と、ケアマネジャーの森岡真也さん(右)(撮影:宮崎貢司)
劇団民藝の俳優だった青木道子さんは、93歳で要介護2の現在もひとり暮らしをしています。なぜそれが可能になるのか。サポート体制を作り上げたケアマネジャーの森岡真也さんと、その舞台裏を語り合います。(構成:菊池亜希子 撮影:宮崎貢司)

前編よりつづく

たんぱく質たっぷりの朝ご飯から始まる一日

青木 私は毎日、自然に目が覚めるまで眠って、起きるのはお昼前が多いかしら。起きたら朝ご飯の支度をするのよ。生野菜のサラダ、ゆで卵、パン、それから近所にあるお惣菜屋さんの鶏肉の照り焼きが最近はお気に入り。

そして紅茶を淹れるの。たんぱく質は大事よ。ゆで卵は6個ぐらい一度に茹でておくと毎日茹でなくていいわね。

森岡 しっかり食べますよね。ピクルスは今も作ってますか?

青木 作ってるわよ。かぶとにんじんと、あとは旬の野菜を使って。これも朝食に欠かせない。

森岡 紅茶はロンドン式ですね。

青木 そう! 30代でロンドンに行ってたとき、ハンガリー系イギリス人のお宅でベビーシッターのアルバイトをしまして、そこでロンドン式の淹れ方を教わったのよ。私より上手に紅茶を淹れる人は、そうはいないと思うわ。