天下人・豊臣秀吉…ではなく、その弟・秀長が主人公!これまでになかった視点からダイナミックに描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。兄を支え続けた“もう一人の豊臣”にスポットが当たることで映し出される新たな戦国の世界が話題です。そこで歴史家で作家・評論家の濱田浩一郎さんに、ドラマをもっと楽しむための”ツボ”を解説していただきました。
謀反の理由は諸説あり
大河ドラマ「豊臣兄弟!」第26回は「信長を笑わせろ!」。
天正10年(1582)6月、織田信長は家臣の明智光秀により京都本能寺で討たれることになりますが、光秀がなぜ信長を討ったのかということについては諸説あり、現在でも定説を見ていません。
信長の家臣・太田牛一が著した信長の一代記『信長公記』には「信長を討果し、天下の主」に光秀はなろうとしたと書かれています。
つまり、主君・信長を討ち、自身(光秀)が天下人になろうとしたというのです。
これはいわゆる「野望説」と言えるでしょう。
