『しあわせは食べて寝て待て』場面写真
(『しあわせは食べて寝て待て』/(c)NHK)
一生付き合わなければいけない病気「膠原病」にかかった38歳独身・麦巻さとこ(桜井ユキ)。病気によって仕事も生活も一変してしまうも、団地の住人に見守られながら、穏やかな日々のなかで自分なりの幸せをみつけていく――。2025年に放送された桜井ユキさん主演のNHKの特集ドラマ『しあわせは食べて寝て待て』の特別編「早春の養生編」が8月18日(総合、午後10時~)に放送される。桜井ユキさんのほか、司役の宮沢氷魚さん、鈴役の加賀まりこさん、と主要キャストが集結した取材会が開かれ、ドラマの魅力を語り合った。(取材・文:婦人公論.jp編集部)

「希望が叶った」

『しあわせは食べて寝て待て』は、2025年4月からNHKのドラマ10枠で全9話が放送された。病気のために働き方を変えたさとこは団地に移住。団地のお年寄りに親切だけれど、謎の多いマイペースな青年・羽白司(宮沢氷魚)や、好奇心が旺盛で暮らしを楽しむ美山鈴(加賀まりこ)と出会い、今の自分に合った生き方を模索するというストーリーだ。「早春の養生編」は、さとこが地方移住をあきらめた第6話と鈴さんから部屋をもらい受ける話が持ち上がった第7話の間に起こったできごととさとこの心境の変化を掘り下げて描く。

冬のある日、パート先の唐社長(福士誠治)から地方移住について聞いたさとこ。温泉や豊かな自然の力で体調を整えたいと移住を夢見るが、断念。「団地での暮らしも好きだけれど、何かに挑戦できる自分でありたかった」と、時折そのことが頭をもたげ、憂うつや弱気に襲われてしまい――。

――『早春の養生編』放送が決まってどう受け止めましたか。

桜井:すごく嬉しかったです。昨年、本編を撮り終わった時に、また皆さんと集まれるんじゃないかなという気はなんとなくしていたんです。

宮沢:前作の最後の撮影で、「続編もしくはスペシャル編で皆さんにお会いするのを楽しみにしています」とあいさつしました。自分の中では「絶対にあるんじゃないか」という願望というか希望が叶った形になりました。

加賀:鈴さんの役はいつもの役以上にみなさんの評判が良くて。「もう1回鈴さんに会いたい」というお手紙をいただいたこともあるんです。鈴さんを演じてよかったなと思っていたところに、特別編制作のお電話をいただいたんですよ。撮影がすごく楽しみでした。

『しあわせは食べて寝て待て』場面写真
(『しあわせは食べて寝て待て』/(c)NHK)