(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

天下人・豊臣秀吉…ではなく、その弟・秀長が主人公!これまでになかった視点からダイナミックに描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。兄を支え続けた“もう一人の豊臣”にスポットが当たることで映し出される新たな戦国の世界が話題です。そこで歴史家で作家・評論家の濱田浩一郎さんに、ドラマをもっと楽しむための”ツボ”を解説していただきました。

信雄に追い詰められた信孝、大御堂寺で自刃

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第34回は「最強のライバル」。

天正11年(1583)4月、羽柴秀吉は賤ヶ岳の戦い(滋賀県長浜市)で柴田勝家軍に勝利し、勝家を滅亡に追い込みます。

一方、近江国の安土城にあった秀吉擁する織田信雄(信長次男)は、勝家と結んでいた織田信孝(信長3男)討伐のため、美濃国に出陣し、その居城・岐阜城を攻略しました。

その後、信孝は尾張国内海(愛知県美浜町)に移され、同地の大御堂寺で自刃することになります(5月2日)。