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家計を守るために、実はしなくてもいい節約を頑張っている可能性も。見直すポイントが異なる固定費と変動費に分けて、効果を得やすい工夫を専門家が教えます。まずは、固定費の見直しから(構成:山田真理)

今使っているサービスの料金や内容の比較を

ファイナンシャルプランナーとして多くのシニア世代の家計をみるなかで、特に大切だと感じるのは支出の把握です。

無駄をなくそうとがむしゃらに頑張る前に、まずは自分たちがどれくらいお金を使っているのか、実感することからはじめましょう。下に紹介するのは、65歳以上の平均的な家計収支です。

家計簿を付けていない人でも、おおまかに1ヵ月の支出を計算して、平均値と比べてみてください。食費や光熱・水道費など、もし突出して平均より高い費目があれば、その理由はどこにあるか、どうしたら解決できるかを考えるのです。

 

<65歳以上2人暮らしの月の平均支出>(表を拡大)

 

とはいえ、節約は苦しくて大変なものと思い込んでいては、腰は重くなるばかり。「ちょっと工夫してみよう」と、脳トレ気分で楽しみながら、試してみてはいかがでしょうか。

重い腰を上げるため、まず最初におすすめしたいのが、すぐに効果を感じられる固定費の見直しです。特に今回は見落としがちな、通信費、サブスクリプション、車、保険・医療費について解説します。

今使っているサービスを比較検討し、解約の手続きを進めるのは面倒に感じるかもしれません。しかしその億劫な気分は、年齢を重ねるほどさらに強まっていくもの。思い立った今こそチャンスと思って一度見直せば、後は何もしなくても、節約の効果はずっと続いてくれます。

ネットやアプリでの登録・手続きが必要な場合は、若い人の知恵を借りることも大事です。「何度も同じことを聞く」などと嫌がられないように、自分でも調べたり、へこたれずに試したりしながら、これも脳トレ気分で身につけていきましょう。