(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

天下人・豊臣秀吉…ではなく、その弟・秀長が主人公!これまでになかった視点からダイナミックに描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。兄を支え続けた“もう一人の豊臣”にスポットが当たることで映し出される新たな戦国の世界が話題です。そこで歴史家で作家・評論家の濱田浩一郎さんに、ドラマをもっと楽しむための”ツボ”を解説していただきました。

豊臣政権内でも大きな影響力を持っていた利休

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第38回は「和を以て、大和をなす」。

同ドラマにおいて茶人として有名な千利休は吉岡秀隆さんが演じます。

利休は「豊臣兄弟」(秀吉・秀長)とも親密な関係を築きました。

なかでも、秀長が豊後国の大友宗麟に対し「何事も何事も美濃守(秀長)はこのように親身にするので心安くして欲しい。内々については千宗易(利休)が、公儀については宰相(秀長)が存じている。よって悪いようになることはない。今後、ますます話し合いましょう」と語りかけたことは、豊臣政権内の利休の影響力の大きさを示すものと言えましょう。