累計130万部のベストセラー小説『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ著/中央公論新社刊)を耳で聴いて楽しめるオーディオブック作品が、「オーディオブック大賞2026」文芸部門準大賞を受賞。10月5日に東京都内で行われた授賞式に著者の町田そのこさんが登壇しました(構成・撮影:中央公論新社文芸編集部)
「聞こえないクジラの声」が主人公の心の支え
『52ヘルツのクジラたち』は2021年の本屋大賞第1位に輝き、2024年には杉咲花さん主演、成島出監督により映画化もされた話題作。
世界に一頭だけ、52ヘルツという高い周波数で鳴くために、その声を仲間のクジラに聞いてもらえない個体がいます。この世で一番孤独ともいえる「52ヘルツのクジラ」の声の音源をひとり聴く女性が主人公。人生を家族に搾取されてきた彼女と、母に虐待される少年との出会いから始まる、魂の彷徨と救済の物語です。
「この物語は深い闇の先にもまっすぐ届く強烈な光」「心のさびしい部分をやさしく包んでくれる」と読者や書店員から熱いメッセージが寄せられている同作。これまで単行本と文庫、電子書籍をあわせて130万人以上の読者に愛されてきました。
そのオーディオブック作品が26年4月より国内最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」で配信開始。わずか3ヵ月後に実施された、同サービスのユーザーアンケートで多くの投票を集め、「オーディオブック大賞2026」文芸部門準大賞を受賞したのです。