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葬送や供養の問題は、法律や慣習が大きく関わります。永代供養墓に納骨堂、散骨……と選択肢が増えたぶん、読者からは「わからないことだらけ」という声も。葬送・終活業界の専門家が最新情報を交えてわかりやすくアドバイスします(構成:山田真理)

「永代供養の期間はいつまで?」「納骨堂が倒産したらどうなる?」

散骨なら葬儀費用は抑えられる?

Q.
「おれが死んだら、葬式はしなくていいので骨を海に撒いてくれ」と言う義父。海に思い入れがあるならともかく、散骨をすれば葬儀費用が抑えられると思っているようです。かえって手間がかかるのではと困っています

(55歳・主婦)

 

海洋散骨とは、火葬後の遺骨を粉末状(遺灰)にして海に撒く葬送方法。個人で行うことも可能ですが、各自治体の条例や厚生労働省が作成した「散骨に関するガイドライン」に沿って対応する必要があるため、散骨したい地域を扱う専門業者を探すと良いでしょう。

遺骨は1〜2ミリの遺灰にまで粉骨する必要があります。単独で粉骨を依頼すると2万〜3万円程度かかりますが、あらかじめ海洋散骨のプランに含まれていることも。個人や家族、友人で船を一隻貸し切って行う「個人散骨」で20万〜40万円、複数の家族が一隻に乗り合わせる「合同散骨」では10万〜20万円、業者に一任する「代行散骨」は5万〜10万円が目安です。

墓じまいするためにお墓から取り出した遺骨を散骨する例も増えています。その場合、遺骨一柱ごとに洗浄・乾燥・粉骨の費用がかかるのをお忘れなく。

ちなみに、たとえ散骨するとしても、火葬するまでの流れは一般の葬儀と同じ。お墓は不要ですが、別途散骨の費用が上乗せされると考えて良いでしょう。